生命保険に入るべきタイミングはいつなのか?
- 保険
日常生活を送る中で、私たちの周りには多くのリスクが潜んでいます。ケガや病気、死亡など、このような万が一のリスクに備えたいと考える人は多くいるのではないでしょうか。
そのようなリスクに備えようと思っているものの、どのタイミングでリスクに備えるべきなのかと悩んでいる方々に、生命保険の入るべきタイミング等について紹介していきたいと思います。
生命保険に加入するべき理由
そもそも保険とは、多くの人が保険料を出し合い、資金を作り出し、万が一のことが起きた場合に、相互扶助の精神に基づき、その出し合った資金から保険金を受け取ることができるという仕組みです。万が一のことが起きた際に、自分自身の資金だけでは足らない可能性が考えられる場合、保険に加入しておけば必要な資金が確保できます。
生命保険では、死亡や病気やケガ、それ以外にも介護、子供の進学に必要な費用に備えるための学資保険、貯蓄性のある養老保険などが存在し、自分自身はもちろん、家族のために万が一のリスクに備えることができます。
生命保険の年代別加入率
生命保険文化センターが公表している「令和4年度 生活保障に関する調査」によると、生命保険加入率は、20代は男性:46.4%、女性:57.1%、30代は男性:81.5%、女性:82.8%、40代は男性:86.1%、女性:86.3%となっており、その後の年代も同じような数値が続くような結果が出ています。
このことから20代では約4~5割の人が、30代以上では約8割の人が生命保険に加入しているという実態が分かります。また20代から30代にかけて生命保険の加入率はかなり上がっており、ライフスタイルの変化のタイミングに伴い、多くの人が生命保険の加入を検討していることが分かります。
生命保険に加入するタイミング
20代から30代のライフスタイルの変化のタイミングに伴い、保険加入を検討している人が多いと述べましたが、具体的にどのようなライフスタイルの変化のタイミングが考えられるのでしょうか。
一つ目に「就職」のタイミングです。学生時代は病気やケガをした場合、両親が費用を負担してくれていたかもしれません。しかし就職すると、自分自身の責任は自身で負わないといけなくなります。そのため自分自身にかかる費用は自分自身で負担することになるでしょう。
といっても、就職してすぐの時期は所得が多くあるわけでもありません。
そのような万が一のリスクが起きた場合、自分自身で費用を負担できない可能性が考えられます。そこで、就職を機に生命保険の加入を検討する人がいるのではないでしょうか。
就職してすぐの所得の中から保険料に割くことができる金額にも限度があるため、必要な保障として、医療保険を検討する人が多くいることが考えられます。
二つ目に「結婚」のタイミングです。結婚をすると、自分自身だけではなく配偶者の人生も考えなければなりません。例えば、結婚をしたタイミングで夫婦のどちらかが仕事を辞めたとします。
この時、帯主に万が一のことがあった場合、残された相手が生活に困らないように生活の保障をするためにも、このタイミングで死亡保険の加入を検討するべきです。
三つ目に「妊娠・出産」のタイミングです。子どもが生まれ新たな家族が増えると、その子どもの養育費、教育費が必要となります。
世帯主に万が一のことが起きた場合、配偶者だけでなく、その子どもが一人立ちするまでの養育費、教育費、生活費等が必要になることを考えると、より手厚い保障が必要になることが考えられます。
早めに生命保険に加入するメリット
20代から30代にかけて生命保険に加入する率はかなり上がっており、30代からの世代では約8割の人が生命保険に加入しているというデータが出ています。
ライフイベントの発生のタイミングに備えることももちろんですが、若いうちから生命保険に加入すると十分な保障を得られる以外にもメリットが存在します。
一つ目は「保険料が安くなる」メリットです。生命保険では、年齢が上がれば上がるほど万が一のリスクが起こる確率が高くなるため、保険料が高く設定されています。
そのため早めのタイミングで生命保険に加入していると、年齢を重ねてから加入するよりも安く生命保険に加入することができます。
加入時に設定された保険料のままで支払い続けることができる定額保険料の保険商品では、長い目で見たときの支払うべき保険料の総額ではかなりの額を節約することができます。
二つ目は「加入できる保険の選択肢が多くある」メリットです。生命保険に加入する場合、現在の健康状態や、今までの病歴などを告知しなければならない義務があります。そしてその告知内容によっては、保険に加入できない場合もあります。
年齢を重ねている人よりも、若い人の方が病気になるリスクが低かったり、健康で過ごせる時間が長かったりするため、若い人の方が加入することができる保険が多く存在し、選択肢が多く存在します。
三つ目は「貯蓄が少なくても万が一の場合に備えることができる」メリットです。若いうちは貯蓄が少なく、急な出費が必要となったとき、十分な貯蓄が作れていないという可能性が大いに考えられます。
しかし、生命保険に加入することで、貯蓄が少なくても万が一のリスクに備えることができ、安心して生活を送ることができます。
定期型の医療保険では、終身型よりも安い保険料で万が一のリスクに備えることもでき、無理のない範囲での保険料で保障を得ることができる商品も存在します。
まとめ
万が一のリスクに備えたいと思っているものの、どのタイミングで生命保険に加入するべきなのか悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。
生命保険には20代から30代にかけてのタイミングで加入する人が多く存在し、自分自身で支払うことになったら資金が足りない、今までの生活が送れなくなる、配偶者や子どもの生活の保障がない、そんな自分自身のことや、配偶者、家族のことを考えることになる、就職、結婚、出産でのライフスタイルが変わるタイミングで生命保険の加入を検討するというケースが多くみられます。
そして、生命保険には若いうちに加入すればするほどメリットも存在します。しかし、闇雲に生命保険に加入すればいいというものでもありません。
自分自身のライフスタイルに合わせて、「何を、いつまで、どのくらい必要なのか」という部分をよく検討することが大切です。
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自分自身のライフスタイルにあった生命保険を一緒に検討しましょう!