自動車事故が起きてしまったときの対応について解説

愛知県、静岡県エリアは交通量も多く、交通事故発生率、交通事故での死傷者数ともに全国的にも多い県とも言われ続けており、自分が事故を起こさないように気を付けていても、巻き込まれてしまうこともあります。事故はいつ・どこで起きるのかを予測することは難しく突発的に発生します。自動車、バイクを運転する人は特に、常日頃から気を付けなければなりません。 交通事故に遭った場合、車両の運転者・同乗者は直ちに運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する必要な措置を講じなければならないと法律で定められています（道路交通法第72条）。万が一、自動車事故が起きた場合、まずは自分で事故の対応をする必要があります。自動車で事故を起こしてしまった場合の事故現場での処理や対応方法についてを解説します。

 

 

【1】事故現場での対応

 

事故対応の基本STEPは6つです。

①ケガ人の救護・安全な場所への非難

②警察へ連絡

③相手を確認する

④事故状況の確認

⑤その場で示談はしない

⑥保険会社へ連絡する

 

１つずつ詳しく見ていきましょう。

 

STEP1　　ケガ人の救護・安全な場所への避難

ケガ人がいた場合は最優先で「救急車を呼ぶ」などの状況に応じて適切な方法を取ります。

後から症状が悪化することもあります、軽いケガでも病院で診察を受けてもらうようにしましょう。

 

二次被害防止のために、事故車を安全な場所に移動させましょう。

事故車をそのままにしておくと、交通渋滞や二重事故の原因になります。

事故場所の状況を確認した上で、事故車が動かせれば安全な場所に移動させましょう。

 

STEP2　警察へ連絡する

軽微な事故であっても、必ず警察に連絡してください。

警察に届け出ることで、「交通事故証明書*」を取り付けることができます。

後のトラブル防止のためにも連絡するようにしてください。

 

*交通事故証明書

交通事故証明書は、交通事故の事実を確認したことを証明するものです。この証明書は、交通事故に遭われた方の財産や権利を守るための重要な書類です。交通事故に遭われたときは、必ず警察に届出をして、交通事故証明書の交付を受けるようにしてください。

 

STEP3　相手を確認する

加害事故、被害事故にかかわらず、免許証などで相手方の氏名、住所、連絡先などを確認しておきましょう。相手車両の登録番号も必ずメモしてください。

相手方が加入している保険の情報が分かる場合は、その保険会社、証券番号、契約者氏名、連絡先なども確認をすることがポイントです。

 

STEP4　事故状況の確認

事故の状況は、賠償額（過失割合）を決定するうえで重要な決め手になります。お互いのスピード、停車位置、信号など忘れないうちにメモしておきましょう。

目撃者がいた場合には氏名、住所、連絡先なども聞いてメモしておきましょう。

ドライブレコーダーが付いているかどうかも確認をしましょう。

 

 

STEP5　その場で示談はしない

事故現場では絶対に示談しないことです。

対物事故、対人事故いずれの場合も事故現場では絶対に示談しないということがポイントです。

あわてて示談すると、保険で補償できない法外な賠償金をとられることがあります。

保険会社または当社（サーラ保険）と打ち合わせをしたうえで示談することになります。

まずは弊社または保険会社にご連絡ください。

 

STEP6　保険会社へ連絡

事故の状況を当社または保険会社へ連絡しましょう。走行不能の場合にはお車を修理工場へ入庫する前に必ずご連絡ください。

ご加入の保険会社がレッカー会社、修理工場を指定する場合があります。

 

また損害が確認できないうちに修理をしてしまうと、保険が支払われない場合があります。

おケガ等で通院をされた場合には領収証などは捨てずに保管していただき、速やかに保険会社または当社まで連絡をしてください。お客さまご自身で判断せず、必ずご相談をお願いいたします。

 

人身事故については、事故発生後早めに事故報告がないと、保険金が支払われない場合がありますので、特にご注意ください。

 

 

【2】事故後の対応

 

・相手に誠意を尽くしましょう

病院へのお見舞いを通じて、相手方に十分誠意を尽くしましょう。

後の示談をスムーズにすすめることにもつながります。この点は、保険会社の示談交渉サービスや当社（サーラ保険）の事故サポートを行う場合でも重要です。

 

・相手の過失の有無を確認しましょう自動車事故は加害者に一方的な責任があるとは限りません。被害者側にも何らかの過失があることが多いのです。そのような場合は、被害者側の過失分を差し引いた額を賠償することになります。

主張すべき点ははっきり主張してください。

 

【3】最後に

自動車事故はいつ・どこで起こるかわかりません。加害者、被害者ともに事故が起きたときには、自分を守るためにも事故の対応しなければなりません。

困ったことや気になることがございましたら、当社（サーラ保険）、ご加入の保険会社にいつでもお気軽にご相談ください。専門のスタッフが親身になってご協力させていただきます。