30~40代必見!インフレを考慮した節約や対策のポイント5選

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物価の上昇が続いています。毎月の食費や日用品、光熱費など少しでも抑えたいのに、瞬く間に上昇し、「こんなに上がってる!」と思わず叫んでしまいます。 このままだと、将来の必要な資金に影響が出てきそうです。収支のバランスをとることは、ライフプランにおいて不可欠なテーマです。最近の経済状況を考えると、将来の必要資金のために、今から「削れるものは、削る」「リスクを抑えて、お金を増やす」といったマインドが一層重要になってきました。 今回は、30~40代の家族にオススメの、インフレを考慮した節約や対策のポイントを5つご紹介します。これらのアイデアを取り入れて、家族の未来を確実なものにしていきましょう!

 1.プランを立てて食費や日用品を管理

食費や日用品は家計の大きな支出項目の一つ。インフレが進行する中、食材や日用品の価格が上昇しています。そのため、食材であれば、週ごとにメニュープランを立てて食材をまとめ買いすることで、無駄遣いを減らしましょう。スーパーマーケットのチラシやセール情報をチェックし、クーポンやポイントカードを活用して、割引品や特価品をまとめて購入するようにします。

また、食材の保存方法を工夫することで、無駄な廃棄を減少させることも大切です。冷凍野菜や冷凍食品は長期保存が可能で、無駄になりにくくなります。必要な分だけ使い、残りは冷凍保存して次回の料理に使いましょう。

そのほかに外食はコストがかかりやすいため、週に何回かの外食を自炊に切り替えることで食費を抑えることができます。外食を楽しむ際も、ディナーよりもランチにするなど、リーズナブルな選択をすることも大事です。

 

 2.エネルギーコストを見直す

エネルギーコスト

 

電気やガスの料金の値上がりも家計を圧迫しています。エネルギー使用量を減らすため、LED電球への切り替え、エアコンや冷蔵庫は節電モードを活用しましょう。LED電球は、長寿命で交換の頻度も少ないため、コスト削減に効果的です。

 

また、エアコンは効率的に使うことで電力を抑えられます。適切な温度設定は、夏なら26〜28℃、冬なら20〜22℃です。さらに、窓やドアの断熱性を高めることで、冷暖房コストを削減することができます。

 

具体的には、窓ガラスに断熱フィルムを貼り、室内の温度を保ちながら外気からの熱の流れを減少させます。夏は室内の冷気を、冬は外気の寒さを遮る効果があります。遮光カーテンなども効果的です。また、長期的な視点で見れば、省エネ家電への買い替え、エコジョーズなど高効率なガス機器などへの交換も有効となります。

 

 

3.定期的な支出の見直しを行う

定期的な支出は、意識しないと見逃しがちなポイントです。契約内容やプランを定期的に見直し、必要のないサービスを解約することで、支出をコントロールしましょう。

例えば次のようなケースです。

 

●契約している有料の動画配信。サブスクリプションサービスが実際に必要か検討する。

 

●携帯電話のプラン。格安SIM等、競合他社のサービスが安くて条件が良ければ、切り替える。

 

●子供の習い事。進学などの変化に合わせて、スクールから学校の部活にシフトするなど、習い事の見直しを行うことも有効な場合があります。

 

4.インフレや円安に負けない投資を始める

節約と同時に、投資についても考えていきましょう。資産のほとんどが銀行預金という方も多くいます。銀行預金は元本が守られていますが、お金の価値の変動に対応できていないリスクがあります。お金の価値の変動リスクに対し、次の2点に対応しましょう。

投資を考える

4-1.インフレによる資産の目減り

インフレが起きるとお金の価値自体は減少します。なぜなら、モノやサービスの値段が上がると、同じお金なのに買える分が減ってしまうからです。昔は100円で買えたものが、100円では買えなくなるということですね。インフレに対応するために、お金の価値を上げる努力をする必要があります。

 

投資は、インフレ対策にも効果的です。株式、不動産、債券など、複数の選択肢を学び、資産を成長させます。始めやすいのは、積立NISAや変額保険などです。積立NISAや変額保険は、株式や債券を使った投資信託です(変額保険は、生命保険と投資信託を兼ねた商品です)。

 

物価が上昇すると、連動して株式などの資産も上昇する可能性が高くなります。積立NISAや変額保険を活用することで、インフレに対応した資産の増加が期待できます。

4-2.円安による資産の目減り

円安とは、外国の通貨と比べて円の価値が下がるということです。

 

例えば、1ドルを得るために100円必要だったのが、円安になり150円必要になるといったケース。食料品やエネルギー資源などの多くを輸入に頼っている日本では、円安になると海外のモノやサービスの値段があがります。これまで100円で買えていたものが、150円出さないと買えなくなるということです。

 

つまり、銀行に預金していると、円安になった場合、海外のモノやサービスを買うための購買力が下がることになります。つまり、円安によってお金の価値が目減りするということです。これには外貨定期預金や外貨保険などを利用して、外貨を資産として持つことで、資産の目減りを防ぐことが出来ます。

 

また外貨預金等(米ドルや豪ドルなど)は、その国の通貨ベースで日本よりも高い預入金利を得ることが可能です(2023年時点)。日本では、政府の金利施策により国内の金利は低く抑えられています。金利の側面で見ると、外貨預金の方が有利となります。為替のリスクはありますが、このまま国内のインフレが進むと、円安に進む可能性が高くなるため、より外貨保有のメリットが高くなります。またリスク分散の手法としては、長期的運用を心掛けることも必要となります。

 

 

5.自己投資をする

節約やインフレ対策を先にお伝えしましたが、自己投資も大切な要素です。過度な節約だけでは生活の質が下がります。スキルアップや教育に投資して、将来の収入を向上させましょう。

 

また、健康維持のための運動や趣味にも時間を割くことで、生活の質を向上させることができます。そして健康を維持することは、将来の医療費の削減につながります。

 

6.まとめ

今回は、30~40代に向けたインフレを考慮した節約や対策方法を5つご紹介しました。食費や日用品の管理から始めて、エネルギーコストの見直し、定期的な支出の見直し、投資の検討、そして自己投資にも目を向けることで、家族の未来をしっかりと守る準備を整えましょう。今日から実践することで、明るい未来に向けた第一歩が踏み出せるはずです!

 

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